2024.9.26アメリカGrain millers 社
農地へのきめ細かな工夫を通して生産される有機オートミール
会社紹介
Grain millers社は、1986年にアメリカのオレゴン州でオートミールの加工会社として創業しました。それ以来、着実に成長を続け、現在では全粒穀物の製造・販売、有機および通常の食品の輸入・輸出など、多様な事業をもつ国際的な農業領域におけるリーディングカンパニーです。拠点は国内10箇所に広がり、世界最大の有機オートミールを扱う会社となりました。
農地・栽培について
私たちは、栽培する品種の選定をする上で、つくり手と栽培方法が持続可能であること・収量が高く病気に強いことを重要視しています。
農業従事者は有機認証を受けており、化学物質不使用でオーツを栽培しています。環境に配慮し、できる限り使用する燃料を最小限に抑える努力をしています。
また、圃場を耕す、カバークロップ*1を用いる、あるいは多様な作物の輪作を通じて雑草や害虫などの害虫を管理します。
耕すことで雑草の根を乱し、雑草が成長しづらい環境をつくるのです。さらに、主に栽培する作物の合間に別の植物を植え、樹木や植物の葉や枝が覆いかぶさることで雑草に日光が行き届きにくくなり、成長を抑制します。さらに、多様な作物の輪作を通じて、害虫のサイクルを破壊することが、生物学的に害虫が増加しづらい環境につながります。一方で、生物多様性を担保することで、受粉を助ける昆虫を引き寄せることも大切な視点です。化学物質を使用しないため、鳥や昆虫が増えるなど、生態学的に多様性のある農地が栽培を助けます。
*1 カバークロップ:主に農地や畑の土壌を保護し改善するために植えられる作物のことです。通常、主要な作物の栽培の間に、空いている土地に植えられます。
工場・加工について
私たちは、添加物や処理補助剤を使用しない、安全で高品質な製品を生産しています。当社の施設は、グローバルスタンダードであるBRCGS*2に認証されています。
施設で使用されるエネルギーの半分以上は再生可能エネルギーから生成されており、主に地元の水力発電から供給されています。また、生産過程で出る副産物を家畜飼料として再利用しており、廃棄物の97%以上を活用しています。さらに、私たちの水使用量の約25%は、蒸気のリサイクルプロセスを通じて再利用されています。
*2 BRCGS:グローバルフードセーフティイニシアチブに認められた認証制度
社会への取り組みについて
事業を通じて得られた収益から、社会への還元をするため、さまざまな団体に寄付を行っています。これらの団体には、エンジェルヘア財団、キッズファースト児童福祉センター、カスケードヘルス財団、ユージーンファミリーYMCA、アメリカがん協会、チルドレンズミラクルネットワークなどがあります。
Grain Millers社の推しポイント
Grain Millers社はアメリカ・オレゴン州で創業した世界最大級の有機オートミールの加工会社。私たちは2016年からこのオートミールを取り扱い、多くの方にご愛用いただいています。「粒が大きく、安心して食べられるオーガニック商品」とお客様からも高評価です。グラノーラやお菓子作り、またお米の代わりとしても幅広く活用され、2023年に発売した「Biokashi オーガニック・オーツバー」でも使用しています。