アルファフードスタッフ
の評価
学生情報センターが提供する「ナジック事業開発ラボ」を活用し、SDGsの17の目標への貢献度合いにより自社を評価する「SDGs評価プロジェクト」を実施しました。以下は評価結果です。引き続きSDGsの取り組みに邁進していきます。
ナジック事業開発ラボ
株式会社学生情報センターによる、名古屋市の企業に向けて大学生を派遣し、企業の経営課題の解決を行う人材派遣サービス。当社では、2019年9月よりSDGsを研究する南山大学の学生2名をインターンシップで受け入れを開始。現場社員へのインタビューなどにより、事例研究に裏付けされた客観的な評価および推進のためのアクションプランの提言を受けました。
評価 A
12 つくる責任つかう責任
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A. 廃棄物削減(フードロス削減)
・ナッツ類の割れ欠け、変色など、正規の販売ができないものは、訳ありの業務用として販売している。
・EC販売では、通販の配送中の事故による廃棄削減のため、運送会社に注意を促す表示をしている。また、梱包材などの環境資源を削減するため、1万円以上購入で配送手数料無料に設定し、まとめて購入してもらえる工夫をしている。なお、業務用でも小パックで販売し使い切りを促している。
・販売できなくなって廃棄されてしまう商品の45%を、飼料として酪農家に安く提供することで有効活用し食料廃棄を削減している。
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B. フードマイレージ削減
・国産原料の取扱い推進によりフードマイレージを削減している。また、輸入の場合も業者を介さず直接買い付けて卸しまで自社で一貫して行うため、輸送コストを最小限に抑えている。
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C. 化学物質利用の削減
・生産段階に加え、輸送・保管における温度・湿度管理の徹底により、殺虫剤などポストハーベスト農薬を使用せず害虫対策を行っている。
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D. 自然と調和したライフスタイルに関する人々の意識向上
・生協向けのレシピ開発やオーガニックの菓子ブランドなど様々な企画でオーガニックの浸透を図っている。
・取引先メーカーの名前をパッケージに入れ、そのメーカーのオーガニックブランディングに貢献している。
評価 B
3 すべての人に健康と福祉を
・オーガニック原料の提供により、消費者に安心安全な食品を届け、より健康的な食生活に貢献している。
・「原料屋」として安心安全なものを作るために、安心安全な原料を提供する使命感と、トレーサビリティにこだわりがある。
・工場では、従業員の方にもオーガニック講習、有機JASに関するテストを実施している。
8 働きがいも成長経済も
・工場近隣住民の方々を「空いた時間に働いてもらう」という形で雇用し、各家庭の事情に合わせたフレキシブルな働き方を取り入れている。
・工場でのマニュアル作成・改善を行い、チームごとに作業の効率化を図っている。
・老後のためのファイナンス勉強会や「自分の強みを仕事に」をテーマとしたセミナーを開催し、安心して働ける環境作りをしている。
10 人や国の不平等をなくそう
・福祉施設へのラベル貼りなどの業務委託や、福祉施設でのお菓子作りのための原料卸を行っている。
・工場で障がい者を長期雇用し、職場でそれぞれの得意分野を活かした業務を任せており、ダイバーシティを推進している。
16 平和と公正をすべての人に
・ISOに基づくマネジメントマニュアルに基づいたガバナンスがされているかを、3年ごとに審査している。
・課題の抽出や指標を用いた定点観測を行い、四半期ごとに役員会議で進捗確認をしている。
・従業員の方々との面談を通じて人間関係を改善する仕組みがある。
評価 C
1 貧困を無くそう
オーガニック商品の取引を通じて、健康や環境への配慮のみならず生産者との公正な取引を確保している。
4 質の高い教育をみんなに
専門学校や大学でのオーガニックに関する講義、生協組合員向けの勉強会を開催し、“Thinkglobally, act locally” の観点をもとに、サステナビリティやエシカル、オーガニックの考え方を学べる機会を設けている。
5 ジェンダー平等を実現しよう
営業職で新たに女性社員を採用し、女性ならではの新しい視点を取り入れている。
7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
・工場にソーラーパネルを設置し、1日当たりの工場稼働電力の半分を供給、工場不稼働日発電分は中部電力に売電している。
・社用車の83%にハイブリッドカーを導入している。
・省エネのため本社照明をLEDに移行している。
9 産業と技術革新の基盤をつくろう
オーガニック(有機)工場の拡大を進め、「Biokashi(ビオカシ)」のようなオーガニックブランドの取引先での展開を強化している。
11 住み続けられるまちづくりを
滞留商品のマーケット、地元商店街とのコラボ、星ヶ丘テラスや鶴舞公園でのイベント参加を行い、地域における包摂的な取り組みを実現している。
13 気候変動に具体的な対策を
レーズンやクルミ、デーツなど、気候変動による農業の変化を見据え、原料の調達先を多様化させている。
14 海の豊かさを守ろう
新商品の包装をプラフリー素材に変更し、脱プラスチックによる海洋汚染防止や海洋生物保全を行っている。
15 陸の豊かさも守ろう
オーガニック原料を輸入している生産者のもとで、オーガニック栽培による農耕地の生態系保全が行われている。